防災設備消火器の種類・しくみと、その使用方法について

消防設備の中でも、我々が日常良く目にするのが消火器です。この消火器の種類・しくみ、そして使用方法について説明いたします。消火器の種類としましては3種類のものがあります。水系消火器、ガス系消火器、そして粉末消火器です。また、消火器を見ると赤、黄、青の丸いマークがついています。この意味は赤のいマークは紙・木材など一般的な火災を消せるという意味で、A火災に適合しているという意味です。黄色のマークは油の火災を消せるという意味で、B火災に適合しているという意味です。青色のマークは電気の火災を消せるという意味で、C火災に適合しているという意味です。

水系消火器にも、水消火器、強化液消火器、泡消火器があります。水消火器は名前の通り水の入ったものです。強化液消火器とは、炭酸カリウムが含まれている消火用の液体が入っていまして、霧状にすると油火災や電気火災にも使用できます。泡消火器は化学反応を起こす2種類の液体が入っていまして、使用するときに混ぜ合わせて化学反応により泡を放出させるものです。最近のものは機械泡というもので、化学反応ではなく、泡溶液を放出するときにノズルから泡が出るものもあります。

しくみについてですが水消火器、強化液消火器の場合には、加圧用の小さなボンベが中に入っている「加圧式」と、消火水そのものに圧力の加わっている「蓄圧式」の二通りです。使い方としては、消火器は特殊なものを除いて統一されていまして、炎の近くにいきまして(概ね3m前後)、ホースの部分を炎に向けて、キャツプについている黄色の「安全栓」を持ち上げます、そしてレバーをにぎりますと、消火水が放射されますので、地面を掃くように近づき火を消します。

泡消火器の機械式のものは以上と同じになります。化学式のものは2種類の化学液を混合させるために、炎の近くにいきましたら、逆さまにします、そうしますと液体が混ざり化学反応で泡が放射されます。その後の使い方は同じです。

次にガス系消火器です。ガス系消火器には、二酸化炭素消火器とハロゲン化物消火器があります。しくみは、ガス自体の圧力で放射しますので「蓄圧式」になります。使い方は水消火器、強化液消火器と同様です。

最後に粉末消火器です。粉末消火器のしくみは「加圧式」で、使い方は水消火器や強化液消火器と同様です。粉末消火器は、消火器の中でも設置されている場所本数も多くポュラーな消火器ですね。

ここで、消火器を使用する場合の注意点について、何点か説明します。消火器を使うときには炎の近くに行きますが、炎の大きさによっては、放射したときに吹き返しがくる場合がありますので、炎の大きな場合には余り近づかないようにしましょう。天ぷら油の火災も粉末消火器や強化液消火器で消すことができますが、同様の理由で近づきすぎると吹き返しがきますので、少し離れた位置から放射し、炎が小さくなったら、だんだんと近づくことですね。

住宅の火災で、消火器で消せる目安としては、「炎が天井まで達していない」ことですね。

消火器の仕組みは比較的簡単ですが、使い方を知り、炎が大きくなる前に消火するには有効なものですね。是非、防災訓練などに積極的に参加して消防機関や防災機関の指導を受けられると安心ですね。