カラーリングで傷んだダメージ毛を修復させるホームカラーとは

髪のダメージ、それは毛髪内が空洞化する、ということです。ツヤのある髪というのは「光を反射する髪」です。ところが傷んだ髪というのは髪の細胞が変形して光が乱反射してしまいます。日本女性の大多数が黒髪だった頃は、髪の反射は表面だけなので、毛髪内部の空洞は関係のないことでした。しかしヘアカラーの流行によって髪が明るくなったため、光が髪を通過して背面でも反射するようになりました。
当然髪の内部に空洞があれば、乱反射してくすんで見えてしまいます。気泡の入ったガラスは白く見えますが、それと同じ原理です。健康な髪の人と傷んでいる髪の人と同じカラーリングをしてみると大きな違いが生じます。
健康な髪は深みとツヤが出ますが、ダメージ毛はツヤがなく白く濁った発色になるのです。この白く濁った発色とはつまりパサついている状態の髪の表情なのです。このパサつきの原因こそが毛髪内部にあるはずの芯がなくなってしまって空洞化してしまった髪なのです。
ちなみにその芯の部分を「メデュラ」と言います。もっと正確に言えばメデュラに空いた穴なのです。この穴が髪のツヤを失わせ、色を濁らせる原因なのです。
ちなみにある実験ではメデュラの空洞を0~5段階まで分類したところ、日本人女性の大多数は2~3であったそうです。つまり、大抵の人は何かしらのダメージを持っているということです。このような空洞は、パーマやカラーなどの薬剤処理と、シャンプー剤やドライヤーの熱などのホームケアによるダメージの組み合わされてできたものです。片方だけではおこりにくいのです。せっかく髪をきれいに美容室に行っているはずなのに、ダメージを受けて帰ってきているのです。これで家でのケアがいかに重要かということがわかります。
ところで空洞化はメデュラの部分だけにおこるのではありません。キューティクルとメデュラの間にあるコルテックスという部分にも所々に空洞ができやすいのですが、黒髪というのはそもそもメラニン色素があり、これが髪を黒く見せているのです。ダメージ毛というのはヘアカラーにより、このメラニン色素を壊してしまいます。メラニン色素を壊して明るく見せることがカラーリングの正体なのです。そしてこの所々にできてしまった空洞が乱反射を起こして髪のツヤを失わせるのです。
さらにダメージ毛は髪の表面であるキューティクルが次第に剥がれていきます。キューティクルは魚のうろこや屋根の瓦のようにきれいに整っているものですが、ダメージにより失われていきます。このように、髪のツヤが失われた原因は「メデュラの空洞化」「コルテックスの空洞化」「キューティクルの剥離」の3つが原因だったのです。
しかし、この空洞を埋める方法があるのです。それは「ヘアマニキュア」です。ヘアマニキュアは主に染料と酸と溶剤でできています。この酸と溶剤が髪の内部の空洞を埋める働きが今とても注目されています。試しにお家でもクエン酸やリンゴ酸を水で100倍くらいに溶かして髪にさっと流してみてください。それだけでブローすると髪がさらさらした感じがするはずです。
ヘアマニキュアをすることで、さらに髪にツヤが出て、空洞が埋まることにより、ハリやコシが生まれることもあるのです。髪のダメージにお家でのヘアマニキュアを取り入れてみてください。